TCD AWARD
- Proto bike -
作品名:Phantom
作者:森山 志生
この自転車は全く新しいハンドリングの提案です。通常の自転車は車輪を左右に振ることにより舵を取ることができますが、この自転車は「キャスター角(地面とフロントフォークの角度)」を乗車限界域まで寝かせており、ハンドルを切ると車輪が左右に「倒れる」仕組みです。この倒れる動きを利用して舵を取る機構になっています。今までにないこの機構は、見た目の特徴や乗り味の変化だけに留まらず、今後の自転車デザインの可能性を広げます。
企業賞コルナゴ ジャパン株式会社
- Disk road bike -
作品名:BUNS
作者:中下 啓太郎
「ねじれに強く」をコンセプトに制作された自転車です。自転車を走行させるとペダルとハンドルに大きな力がかかります。その時に発生する余計なねじれを抑えることが加速性のの向上に繋がると考えられています。そこで、このフレームはヘッドチューブでステムを挟み込み、ステアリングコラムのよれを少なくし、剛性を上げています。フレームとステムの一体感を出すために、ステアリングコラムを固定するボルトはステムに内臓されています。ハンバーガーの具を挟むパンを連想させるステム周りが「BUNS」の名前の由来です。